【2020ダイヤ改正】神戸電鉄の丸山駅・鵯越駅も日中30分間隔に減便か?

2020年1月20日、神戸電鉄は3月ダイヤ改正内容を発表しました。

レア種別・特快速の増発や志染~三木間の日中増便など攻めた話題もあるものの、相変わらず減便が多いです。特に気になるのは、鈴蘭台以南で減便かもしれないということ。


神戸電鉄のダイヤ改正発表は https://www.shintetsu.co.jp/release/2019/200121.pdf に載っていますが、その中で目に止まったのが以下の記載。

有馬線の昼間時間帯において、10~14時台の上り西鈴蘭台発新開地行きを鈴蘭台行き
に、下り新開地発西鈴蘭台行きを鈴蘭台発に区間変更します。
これにより、新開地~鈴蘭台間は1時間当たり現行の8本から6本となり、列車の運行間
隔は、概ね4分~15分間隔となります。

新開地~西鈴蘭台の列車はもともと志染方向へまで走っていた列車が2017年に短縮されたものです。この8駅間の区間列車がさらに短縮され、鈴蘭台・鈴蘭台西口・西鈴蘭台のわずか3駅のみの超区間列車になるということになります。
距離はわずか1.3km、高低差考えたら新幹線の親戚ではなく斜行エレベーターの親戚という気も。

それにしてもメインターミナル側の列車を減便するというのも、なかなか驚きですね。

6月には北神急行が市営化で大幅値下げがあります。三宮までを谷上経由と比較すると、鈴蘭台は時間も値段も新開地経由が有利ですが、ひとつ隣の北鈴蘭台では時間は谷上経由が有利なのに加えて値段も大差なくなります。山の街になるともう値段も谷上経由が有利になりますので、新開地経由の乗客が減るのは必至。

減便の理由は、粟生線への増便の確保に加えて、これを見越したのかもしれません。

西鈴蘭台行き普通

ところでこの短縮される列車、新開地発下りで毎時4本ある普通のうちの2本です。そうなると準急通過駅の丸山駅鵯越駅は普通2本が減便、日中は毎時2本しか停車しないということになるのでしょうか?

2020年1月時点のダイヤは
普西鈴07 準三田11 普志染22 準三田26 普西鈴37 準三田41 普粟生52 準三田56
ですから、
「概ね4分~15分間隔」という表記も現在の新開地を15分おきの普通の各4分後に準急が走る、というダイヤから普通を2本抜いたら成立します。

三宮駅からわずか10分でローカル感の強い鵯越駅

もっとも神戸電鉄は、下りは準急が三田線・普通が粟生線ですが、上りは逆に準急が粟生線・普通が三田線という構成です。つまり上りの西鈴蘭台始発・準急新開地行き毎時2本が、鈴蘭台止まりになるということに。

しかし準急の本数が減るとは書いていないので(ラッシュ時の一本単位の種別変更は書いているのに)、単に区間を短縮するのではなく、上りも鈴蘭台で緩急接続を図るように時刻を変更し(現在は鈴蘭台での接続無し)三田からの一部または全部を準急に変える、とかでしょうか。

もちろん準急2本を減便して普通を維持する可能性もあるわけですが、一日乗降人員1000人程度の両通過駅のために、ただでさえ貧弱な速達性を犠牲にするかどうかという気にもなります。

地下鉄並の高低差がある「鵯越駅前」バス停

また、準急通過駅の丸山・鵯越は駅よりも住宅地の多い場所に神戸市バスのバス停があり、そのバスはJR神戸駅まで出ているため、鉄道が減ってもそれほど困らないのではという気も…

丸山駅
https://www.shintetsu.co.jp/railway/timetbl/img/170325/maruyama.pdf

大日丘バス停
https://www.city.kobe.lg.jp/life/access/transport/bus/jikoku/basjikoku/042301.pdf

丸山駅より住宅地の中にバス停がある

鵯越駅
https://www.shintetsu.co.jp/railway/timetbl/img/170325/hiyodorigoe.pdf

鵯越駅前バス停
https://www.city.kobe.lg.jp/life/access/transport/bus/jikoku/basjikoku/035102.pdf
https://www.hankyubus.co.jp/rosen/timetable/858401.pdf?2

具体的な時刻の発表は2月25日だそうです。めっちゃ気になりますね…

鵯越駅から撮影

ご覧いただきありがとうございました。


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